四街道市立図書館では、年2回の読書週間にあわせ、1冊の本をテキストにしての読書会を開催しています。
読後の感想を言葉で表現し、人に伝える楽しさ、他の人の話を聞き、多様な考えにふれると、読書の豊かさが増します。
令和初の読書会では、中勘助「銀の匙」を取り上げました。
作品発表以来、岩波文庫のロングセラー常連の作品です。
83年前に書かれたとは思えない瑞々しさがある、美意識と価値観を持って、生きにくい人生を生きていくさま、景色を生き生きとさせるオノマトペの巧みさについて等、多くの感想が交わされました。
読書会に当たり、ご自分の感想や気になったワードを綴って参加された方も複数いらっしゃいました。
回を重ねるごとに、読書会もみなさまと共に成長しています。
